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「下流老人」を読んでビビる

今更感がありますが、藤田孝典さん著の「下流老人」を読みました。メディアでも度々出てきているので、読んだことのある人も多いと思います。

 

著者が定義している下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者及びその恐れがある高齢者」であり、収入が少ない、貯蓄がない、頼れる人がいないのが特徴だそうです。貧困層をサポートするNPOの代表理事を務めいる自身の体験や、それに基づく意見を記しています。

 

大企業を退職した人でさえも陥る可能性があるのが下流老人です。老後には何が起こるかわかりません。例えば事故や病気による入院費であったり、早期退職などにより退職金が思っていたほど出なかったり、熟年離婚で退職金を半分失うかもしれませんし独立しない子供の面倒を見ることが負担になるケースもあります。いろいろな数字を使って、「これでもか!」というほど僕らの老後がいかに暗いかを教えてくれます。

 

なんか、老後の貧困問題というのは結構深刻で誰でも陥る可能性があるにも関わらず、社会は冷たいらしいです。「自己責任だ。そんな奴らのために俺らの税金使うなー」という事を言う人もいるそうで。声には出しませんでしたが、正直僕にもそういう気持ちは多少ありました。でも、誰がなるかわからないんですよね。実際、うちの親がまさに熟年離婚をしたくちで、何かあったらどうしよう状態です。。両親の事を考えても最後は「なんとかなるか」で考えるのをやめてしまうのですが、貧困層やその予備軍の多くはまさにその言葉で考える事をやめ、状況を悪化させているそうです。その辺りについては、「女子大生風俗嬢」という別の書籍(中村淳彦 著)に書いてありました。やばいのかなぁ、僕。。

 

これから老後を迎える僕のような人間は、今のうちにファイナンシャルプランナーに相談したり自分でも社会保障について知っておく必要がありますね。そして、おそらく何よりも大事になってくるであろうことが、人間関係。著者が最後の方にちらっと明るい材料として書いているのですが、いわゆる下流老人でも幸せな人というのは、人間関係が充実しているそうです。そのために、NPOも含む地域活動への参加を勧めています。そういえば以前読んだ「プア充」(島田裕巳 著)にも似たような事が書いてあった気が。

 

今から収入を大幅に上げることは難しいですが、人間関係ならなんとかなりそうです。