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日本は凄く好きだし自国を誇りに思うのは良い事だけど手放しで褒めるのはどうなんだろう

田村耕太郎さんという人が書いた「君は、世界がうらやむ武器を持っている」という本を読みました。副題に「海外に出る事だけがグローバル化じゃない」とある通り、海外に出ないで日本市場をターゲットにすれば良い、という内容です。

 

理由は大きく2つ。1つは、日本が抱える高齢化や少子化などの社会問題は今後世界が直面するもので、課題先進国である日本でビジネスをしていけば結果として海外で戦える武器となる、というもの。本書のタイトルはここからきているのでしょう。もう一つ、日本は実は内需大国であり、経済力も他国と比べると恵まれているので、わざわざ海外に打って出る必要がないそうです。


高齢化だ少子化だと言っても急に経済力が落ちるわけではありません。そしてよく言われるように、日本語という言葉の壁に日本のマーケットは守られています。以上の理由から、敢えて国外に出なくても良いのではないか、というのが著者の主張です。

 

何がひっかかるって、著者自身が書いている通り、海外へ飛び出せと主張を繰り返してきた著者が「事情があって海外に出る事が出来ない人」向けに書いた本、らしいのですこれ。何だ何だそんなメリットばかりなら初めから海外なんか行かなくていいじゃん読んだことないけどそれまであなたが主張していたことは何だったんだ?

 

そして、今回の記事のタイトルにもつながりますが、日本のこと褒めすぎじゃないですか?この本だけではなく、最近はテレビやネット記事でもやたら目にするんですけど、日本すごい!的なコンテンツ多すぎませんか?これまでの自虐的な歴史観の反動と、東京オリンピックに向けての盛り上げが混ざっているのかなと思うのですが、どうなんでしょう。10年前、5年間の海外生活から帰ってきた時に「日本は本当にいい国だな。なんでもっと自国に誇りを持たないんだろう」と思いましたが、今は逆に、行き過ぎている気がします。盲信していると、そのうち放置していた問題が取り返しのきかないレベルに脹れ上がっちゃうんじゃないんですかね。

 

最近感じていた違和感が「君は、世界がうらやむ武器を持っている」を読んではっきりしたので投稿してみました。そして、この記事を書くにあたって著者の経歴を今調べたら、、納得。この人、あの議員さんだったんですね。そりゃ、言うことがコロコロ変わるわけだ。。

 

今日の一枚。六本木あたりで撮ったやつ。

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