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ITゼネコンの底辺を支えているエンジニアにはそこから逃げて欲しい

it 仕事

ITゼネコン


IT業界では常識だけど、業界外では意外と知られていない業界の闇です。このテーマについて書こうと思ったら、書きたいことが多すぎて久しぶりに筆が進みませんでした。最近まで10年近くこのピラミッドに組み込まれていましたからね~。主にピラミッドの底辺に。。思うところは色々あります。


ITゼネコンとは、お客さんが発注した仕事を受けた一次請け企業がその仕事を二次請けに発注して、同じように三次請け四次請けへと仕事が降りていく構造です。IT業界ではありませんが、数年前に原発問題で話題になりましたね。汚染物の処理を大手企業が請けたけど、実際に現場で働いていたのは孫請け、ひ孫請け企業の社員だったというあれです。あのニュースを聞いて「何当たり前のことで騒いでいるんだ」と思ったゼネコン(IT含む)関係者は多かったんじゃないでしょうか。


この構造の問題点は、間に入っている会社がマージン料をたっぷりと取ってしまっていることです。美味しいですよねちゃりんちゃりんビジネス。手を動かしている下請けよりマージン抜いてるだけの方が楽で利益率高いですしね。


ここで、自分が経験したITゼネコンに関する話をしようと思います。ちなみに冒頭でも書きましたが、僕はフリーランス零細企業の社員として、10年近くこのピラミッドの底辺に居ました。


フリーランスの立場で仕事をしていた時、仲良くなったお客さんがこっそり僕の単価を教えてくれました。昔の話なので金額書いちゃいますが、1ヶ月だいたい100万円です(本当かどうかはわかりませんが)。この時の商流は「お客さん企業→一次請負A社→二次請負B社→僕(個人)」で、僕の手元に入ってくるお金は60万円を切っていました。。40%以上抜かれていたわけです。


もっとひどい話があります。上とは別のお客さんの仕事をしていたときです。この時も僕はフリーランスで、お客さんと僕の間には2社入っていました。職場で隣の席の下請けエンジニアと仲良くなり知ったのですが、彼もフリーランスのエンジニアでした。ここでも、僕がもらっていたお金は前の所と同じくらいでした。同じような経歴で同じような、というか僕よりスキルの高かった彼がいくら貰っていたかというと、、なんと2x万円。


額面が大卒新人サラリーマンとたいして変わらないのです。しかも、僕らはサラリーマンじゃないので税金やら保険やら年金やら全部自腹ですからね。彼は言っていました。
「奥さんと子供がいるのにこの金額じゃやっていけない」
それは無理だよ。。


彼の商流
「お客さん→A社→B社→彼」
僕の商流
「お客さん→A社→C社→僕」

スキルも経歴も業務内容も、ついでに年齢もほぼ同じ僕らに対して、お客さんとA社が差をつけるとは思えないので、きっと問題はB社。彼には、B社とは契約しないで別の仕事を探した方がいい、ついでにあなたのスキルならどんなに少なくても50万円未満で仕事を請けるべきではないと言ってしまいました(本当は50万円でもかなり低いと思いますが・・)。B社の社長にはお世話になったので、、と彼は渋っていましたね。でも、相場の値段を知らなかった彼は、僕の収入にかなり驚いていました。いや、僕の金額もフリーランスとしては全然高くはないんですが。。


結局、再度の値下げをB社から求められた彼は、契約更新のタイミングで逃げました。更新していないので、逃げたとは言わないのかもしれませんが、ある日突然彼が来なくなったので逃げたように見えました(次の契約は更新しないで逃げるかもしれない、とはいなくなる直前に彼から聞いていました)。


フリーランスでありながら自分の市場価値を全く知らなかった彼にも問題はありますが、それを差し引いてもB社はひどい。


このような無理を通してしまうITゼネコンの仕組みはどうしてなくならないのか?僕なりに考えたり聞きかじった情報を元に次回書こうと思います。
※ググればいくらでも答えが出てきそうですが・・

今日の一枚。


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