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「聖書を読む」読んだ。退屈な解説書かと思ったら全然面白い!

まずは、この本を選んだいくつかのしょーもない理由を説明します。第一の理由は見た事ある表紙だったから。この本は、股間を隠した男女(女はおっぱいも。乳首隠れてないけど)の絵が表紙を飾っているわけですが、インパクトがあってなんとなく覚えていました。発売当時はそこそこ売れたんじゃないですかね?


あとは、ちょうど宗教の本を探していたというのもあります。特に仏教キリスト教イスラム教はきっちり勉強したいと考えていて、面白そうな宗教関係の本があれば、図書館で借りるようにしています。と言っても、別に神様を信じているわけでも入信を考えているわけではありません。単純に知りたいだけです。


著者の1人が佐藤優さんである事も大きいですね。彼の本は読んだことがありません。「多読家、逮捕された元官僚、顔が怖い」のイメージがありました。「多読家」な人に興味があるので、「じゃあ読んでみようかな」となったわけです。もう一人の著者である中村うさぎさんについては、名前すら知りませんでした(ググって知りましたけど、色々な意味で有名な作家らしいですね)。


宗教の入門書として選んだ一冊でしたので、内容の面白さについては期待していませんでしたが見事に裏切られました。佐藤優さんの知識量は半端ないです。圧倒的です。これはもう立派な聖書オタクです。なんで元官僚がここまで聖書に詳しいんだろうと思ったら、彼はクリスチャンなんですね。そして、同志社の大学院で宗教の研究をしていたそうで。どうりで詳しいわけだ。。そんな人が、聖書の各エピソードについてうんちく垂れてくれるんです。○○世紀のほにゃららという哲学者や心理学者の名前も挙げたり、学者の間でここはこう解釈されているとか。うん、読んでて面白い。彼の言っていることが正しいのか全く分からないのが残念ではありますけど。


そして中村うさぎさん。この本は、生徒であるうさぎさんと先生である中村さんとの対談なのですが、彼女も聖書に対する知識がすごい。相手が佐藤さんじゃなければ、間違いなくこの人が先生ですね。知の巨人な佐藤さんに「私はそう思わないな」とばんばん反対意見をいうのはすごい度胸。僕だったら「こんな頭が良い人が間違えるはずがない」と思って反論はしません。疑問に思った事を質問するだけでしょうね。2人は同じ大学出身で年も近いみたいですけど、元々仲が良かったのかな?毒舌すぎて友達としてはちょっと、、とは思いますが、彼女の歯切れのよい意見は読んでいて気持ち良かったです。


知らなかったのですがこの本の前に「聖書を語る」という本を出しているそうです。前作と本作、図書館ではなくまとめてkindle本を買っちゃおうかな?と、ケチな僕が悩むくらい面白い本でした。あと、著者2人の他の本も読んでみたくなりました。対談だから面白いのか、それぞれが面白いのか興味あります。