読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

『アヒルと鴨のコインロッカー』読んだ。終盤は面白い。問題は、そこまで我慢できるか。。

 

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

 

 

伊坂幸太郎さん作品3冊目「アヒルと鴨のコインロッカー」読んだ。
まずはamazonに書いてある商品詳細から。

引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!四散した断片が描き出す物語の全体像は?注目の気鋭による清冽なミステリ。


読後に感じたこと。

以前ここにも読書感想文を書いた「葉桜の季節に君を想うということ」と感じが似ている。作風も設定もストーリー展開も違うんだけど、終盤思いがけない箇所で「あっ!そーきたか」と声を出しそうになったり、過去と現在の2つの時間軸でストーリーが進んでいくあたりが。ただ、大きく違って大きく残念だったのが、中盤までのストーリーの退屈さ。途中何度か読むのをやめようかと思った。これ本当に「ゴールデンスランバー」「陽気なギャングが地球を回す」を書いた人??と疑いたくなるレベルで退屈だった。


過去のストーリーにも現在のストーリーにも興味を持てず。どこかで2つの線が交わるんだろうけど、その交点も面白くなさそうだな、と思いながら読み進めた。実際は、その辺りからがぜん面白くなってきたのだけれど。


終盤のストーリーが面白かった以外に良かった点を上げるとすれば、小さな伏線が終盤で見事に回収されていたこと。「あ、あれがここに繋がるんだ!」と心の中で呟く事が何度かあった。もう一つ良かったのは、「ゴールデンスランバー」「陽気なギャングが地球を回す」もそうだけど、メインキャラクターたちが総じて優しい。お人よし的な優しもあれば、ツンデレ的な優しさもある。なので読んでいて気持ちがいい。


今、僕の机には、同じ著者の「オーデュボンの祈り」という小説が置いてある。これから読む。楽しみ。